コケない人達

今日は、サークルの新入部員の顔見せのライブ。ルーキーライブだった。早いもので俺がルーキーとしてライブに出てからもう3年もたってしまった。
俺はルーキーライブに出た時の記憶は鮮明に残っている。しかし、周り奴らの記憶にはイマイチ残っていない。それはなぜか。
俺らのバンドはコケなかった。なんか、無難にこなしてしまった。別に上手い訳ではなかったが、聴くに耐えないものでもなかった。
しかし、そのライブでみんなの記憶にしっかり焼きついたバンドもあった。今思えば、奴らはコケていた。色んな意味で。初心者で、見てるほうが不安になる奴。変なケミストリーを起こしてる奴。本人が狙ったのとは違うケミストリーを起こしてる奴。奴らはみんなの記憶に焼きついた。そして、そんな奴らの大半は辞めずにサークルに定着している。

そんなことを考えながら、今年のルーキーライブを見ていた。残念ながらというのは変だが、目立ってコケている奴はいなかった。初心者らしき子も問題なくこなしていた。ベコベコで聴くに耐えないバンドを期待してしまっていた俺には少し退屈だった。
まぁ、でもうちのサークルには変態を呼び寄せる傾向が激しいので、今回地味だった奴も徐々に変態として開花するだろう。
これからの活躍に期待。

本日のテーマ ロックンロール/くるり