らっしゃい

 天才がオススメ映画を紹介してたので俺もなんか紹介しよ。
俺のオススメは、映画ではないけど、これ

キテレツ大百科 DVD BOX 1

キテレツ大百科 DVD BOX 1

 1988年から96年までの8年間に全331回放映されたもののDVD。全42巻。
原作は藤子・F・不二雄だが、原作の話が少ないため大半の話はスタッフが作っていたみたい。そのため、藤子・F・不二雄が、毎週のアニメ放送を一番楽しみにしていたのがこのキテレツだったらしい。96年に制作費の問題かなんかで惜しまれつつも終了し、こち亀に変わった。でもこち亀も同じ会社がやってたので制作費的にはきつかったらしく、それならキテレツを終わらすなよっちゅう話。
 このアニメの話は大体こんな感じ。コロ助ブタゴリラ、勉三さんなんかが起こしたトラブルをキテレツの発明で解決したり、またその発明がトラブルを引き起こしたり。案外シビアなトラブり方も少なくないが、最後にはちゃんと解決して終わる。といった感じ。まあ、みんなそれくらいは覚えてるやろ。
 でも8年間もやってるといろいろ変化がある。ブタゴリラとトンガリのキャラも初期は、いじめっ子と金持ち坊ちゃまというベタな感じ。しかし、回を追うごとにブタゴリラはトラブルの元凶となるバカキャラに。トンガリは、最初はブタゴリラに敬語だったのが、次第に突っ込みキャラになり、ついでにマザコンキャラにもなっていく。勉三さんは、最初浪人生だったのが大学に受かり、大学で単位が取れなくてだぶる話もあった。大学は8年いけると教えてくれたのは勉三さんだったと思う。コロ助の声優も途中で変わっている最初は小山茉美という人だったのが6巻くらいで杉山佳寿子に変わっている。最初の人はアラレちゃんの声の人である。コロ助の声は、個人的には最初の人の時の方がいい。コロ助がかわいい。初期の放送ではコロ助の『〜ナリ』があまり馴染んでなくてそれがまたかわいい。でも声が変わってからの方が長いので、馴染み深いコロ助の声は杉山佳寿子だろう。あとブタゴリラとミヨちゃんの声優も途中で変わっている。
 個人的にすごく好きなのはブタゴリラの父、熊田熊八。野菜に命をかける江戸っ子丸出しの彼も優秀なトラブラーの一人である。
 一見、話の内容やキャラクターの構成なんかはドラえもんとそっくりだが、よくよく見てみるとぜんぜん違う。ブタゴリラジャイアンとはぜんぜん違うし、コロ助ドラえもんもぜんぜん違う。そこがキテレツの魅力だ。絶対。あとドラえもんと比べて、けっこう深刻なトラブルが起こる点もキテレツの特徴かな。やし、ドラえもんとキテレツが同じ時期に共存していれたのだと思う。
 全部で42巻もあって一本に8話入ってるので全部見るのは不可能かと思いますが、まぁ、どの巻を見ても楽しめると思われます。あと最終回は感動です。とりあえずピックアップした巻を2,3本見て、感情移入してから最終回を見ましょう。


本日のテーマ うわさのキッス/TOKIO